大阪・関西万博 『Co-Design Challenge Pitch #3』に参加しました!

「Co-Design Challenge Pitch #3」イベントレポート「デザイン × ものづくりで日本の新しい価値を世界に広げる」――これからの日本のくらしをつくる22の挑戦――

エースジャパン・テラサイクルジャパン・旭川家具工業協同組合・折兼・Design Week Kyotoが登壇!プロダクトに込めた想いと挑戦の舞台裏を語る

と題して、下記URLにてイベントのレポートが公開されましたのでご紹介します!

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000154689.html

 

公益社団法人2025年日本国際博覧会協会(大阪市住之江区 事務総長:石毛博行)は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)を契機に、様々な「これからの日本のくらし(まち)」 を改めて考え、多彩なプレイヤーとの共創により新たなモノを万博で実現する「Co-Design Challenge」プログラム(以下、「CDC」)を2022年から展開しています。第1弾(CDC2023)では、社会課題の解決をめざすプロダクトの開発を実施。第2弾(CDC2024)では、その開発に加え、地域誘客を目的とした生産現場の公開やものづくり体験、オープンファクトリーにも取り組んでいます。

第3回目の開催となる「Co-Design Challenge Pitch #3―デザイン×ものづくりで日本の新しい価値を世界に広げる これからの日本のくらしをつくる22の挑戦 ―」が、7月29日(火)、万博会場内のフューチャーライフヴィレッジ(以下「FLV」)にて実施されました。本イベントでは、CDCに参加する事業者が、自社の課題解決に向けたアプローチや、プロダクトに込めた想い、そして未来へのビジョンを語りました。

ナビゲーターには、EXPO共創プログラムディレクター・齋藤精一氏と山出淳也氏を迎え、エースジャパン株式会社、テラサイクルジャパン合同会社、旭川家具工業協同組合、株式会社折兼、一般社団法人Design Week Kyoto 実行委員会の5事業者が登壇。それぞれが直面する社会課題や、それに応えるために開発したプロダクト、さらに万博終了後を見据えた展望について発表しました。

株式会社折兼(那賀ウッドチーム)からのプロジェクト報告

徳島県産の未利用木竹材を活用した「森林・地域を元気にするごみ箱」は、株式会社折兼がプロジェクトを始動させ6社連携で開発。ごみ箱は、森林率95%と古くから林業が盛んな徳島県那賀町で製作され、代表して株式会社那賀ウッド代表取締役の庄野洋平氏が登壇しました。

タケノコ農家の5代目でもあるという庄野氏は、生活には欠かせない木や竹が使われなくなり、竹林などが放置され、荒廃が進む山の現状を「自然環境は放っておくと荒れてしまうので、手入れが必要」と訴えます。実際に手入れを行った山で発生した木や竹の間伐材を高品質の木粉にして加工し、これを樹脂と合わせて成形加工しできたのが今回のごみ箱です。

庄野氏は「自然素材を成形する難しさにも苦労しました。自然素材だからこそのムラ感は多様性です。デザインも切り株を土台にペイントによる装飾を施し『ごみを捨てたくなくなるごみ箱』ができました」と開発過程について話します。

体験企画として夏には工場見学とサップ体験、秋にも森林見学ツアーを予定しています。庄野氏は「木が使われ山の手入れが進むと森林が元気になり、ものづくりや観光の振興で地域が活性化します。ぜひ那賀町へ」と締めくくりました。

 

齋藤氏と山出氏、5事業者がそれぞれの挑戦を終えて語った、”共創の手応えと未来 “

「色々な地域で活躍している人が集まったので、他人を紹介する『他己紹介』の場として、これからの活動のきっかけに」と期待するのは山出氏。庄野氏は「つながることが出来て面白かった。色々なことができると実感しました」、浪花氏は「旅をしているような風景案内。舞鶴にはぜひ行ってみたい」と他の地域への訪問に触れました。

齋藤氏は「それぞれの製品に物語があり、ワクワクがあった。このコミュニティは万博という機会の活用や共創の重要性について共通理解を持っているので、困った時はパスを送り合えるようになってほしい」と力を込めました。

北林氏は「地域を超えた助け合いで、どのようにパスを出していけるか考えていきたい」と答え、庄野氏は「CDCのプロジェクトを通してたくましくなった。仕事につながる引き合いもあり、もっともっとこのチームで発展してきたい」と強調。藤田氏は「旭川という地域から万博に参加し、自分たちが作る木工やデザインを世界の方に見てもらえてよかった」と話し、浪花氏は「資源回収箱の会期終了後の活用方法について、いいアイデアがあればお寄せください」とさらなる共創を呼びかけました。判藤氏は「今回はスタートで、継続が大事。多くの人に環境問題を知ってもらいたい」と話しました。

最後に齋藤氏が「9月4日に開催予定の第4回以降もさらに多彩なプロジェクトをご紹介しますので、是非楽しみにして下さい」と締めくくり、第3回Co-Design Challenge Pitchは終了しました。

 

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